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「望まない妊娠」をしたら、あなたは・・・

今回は、数年前に私の身近に起こった事がテーマです。

望まない妊娠をしたら、あなたならどうしますか。
親に相談しますか。
彼に相談しますか。
それともだれにも相談できず、産婦人科に行きますか。

望まない妊娠をした場合、早い段階で気が付けば、人工妊娠中絶という方法があります。
人工妊娠中絶は、母体保護法(1996年以前は優生保護法)に基づいて、都道府県の
指定する医師が行うものと規定されています。
日本では、年間約28万件の中絶手術が行われています。
しかし実際には、年間100万件とも200万件とも言われています。

それでは中絶手術が可能な期間(22週未満)を過ぎてしまった場合はどうするのでしょう。
一般的に産婦人科医は、最寄りの児童相談所に行くことを勧めます。
児童相談所では、妊娠に至った事情や家庭状況などを訊ね、やむを得ないと判断した
場合には、生まれた赤ちゃんを乳児院で預かり、母親に代わって自治体が養育をする事
になります。
多くの子供は、乳児院そして児童養護施設で育つ事になり、一部の子供は、里親制度や
養子縁組によって一般の家庭で育てられる事もあります。

欧米ではこの場合、まず行政機関に届け出を行います。
専門の相談員が対応し、妊娠に至った経緯や家庭環境などを訊ね、可能な場合には
相手の男性や女性の家族とも面談を行います。
望まない妊娠をしてしまった原因を分析し、今後の対策に活かし、また当事者たちにも
同じ過ちを繰り返さないように反省を求めます。
ここで重要な事は、責任ある行政機関がこの事に携わることです。
戸籍には出産の事実を記載せず、行政機関がこの情報を管理し、養父母を希望する人の
身元や人柄を十分に調査した上で、養子縁組を行い、養父母の実子として育てられる
事になります。

日本では、だれにも相談できず、孤立してしまう場合が多いと思います。
私の友人も、だれにも相談できず一人で悩み、最後はお母さんが気付いてくれたそうです。
当団体では、身近な方に相談できない場合、アドバイザーが無料でご相談を
受けていますので、まずはお気軽にメールをお送り下さい。

次回は日本の養子制度が抱える問題点です。

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日本の養子制度

ご質問やお問い合わせを頂いた皆様、ありがとうございました。
お気軽にメールを下さい。
お待ちしています。

今回のテーマは、日本の養子制度についてです。

養子制度には、1898年に制定された普通養子制度と1987年に追加制定された
特別養子制度の2つがあります。

まずは普通養子縁組制度の特徴です。
・家の存続など当事者合意の上での契約型の制度。
・養子の年齢および養親の年齢に制限はない。
・単身者でも養親になることができる。
・養子縁組により親権が実親から養親に移るが、養子と実親の相続や扶養など
 法的な関係はそのまま存続する。
・戸籍への表記は、実親、養親の両者の名前が記載され、「養子」「養女」
 と記載される。

次に特別養子縁組制度の特徴です。
・子供の養育を目的とし、子供の福祉を守るための制度。
・申し立て時の年齢は6歳未満となり、6歳未満より養親に養育されていた場合は
 8歳未満となる。
・養親は、一方が25歳以上の婚姻している夫婦が原則となる。
・実親と子との法的関係はなくなり、養親と養子のみが法的に存在する。
・養親の扶養義務や相続権を持ち、養子は養親の嫡出子の身分を持つことになる。
・原則として養親からの離縁は認められない。
・戸籍には養親のみが記載され、「長男」「長女」と記載される。
・成立まで6ヶ月以上の試験的な養育期間が設定される。

特長を箇条書きにしましたが、特別養子縁組制度は子供の福祉を優先した制度です。
私たちの団体もこの制度の推進と啓発を進めています。

次回は「のぞまない妊娠」をしたらあなたは・・・。

養子縁組について

数年ぶりに、高校時代の友人から電話を貰いました。
「ブログ見たよ」という電話でした。
2日後にも、別の友人から励ましの電話を貰いました。
テーマが固いので、なるべくわかりやすく書いていくつもりです。
頑張って書きますので読んで下さい。

今回のテーマは養子縁組についてです。

養子縁組とは、実の親子関係にない者(血縁のない者)が、法的に親子関係に
なるための手続きの事です。

まず、どのような方たちが養子縁組を希望されているのでしょうか。
つまりこのブログのテーマでもある「もうひとつの選択」を希望される方の
事です。
多くの場合、不妊治療をされた後に希望される事が多いようです。
養子を育てたいと考える人を対象としたアンケートでは、約70%の人たちが
不妊治療をしていた又は現在不妊治療をしていると答えています。

医療の進歩は、子供に恵まれない夫婦の不妊治療の期間を長期化させていると
言われています。
ある調査では、平均5~10年、長い方だと15年不妊治療に時間と多額の費用を
かけていると報告されており、不妊治療を30~35歳で始めたと仮定すれば、
養子縁組を希望される方の年齢は、40歳代から50歳代が多くを占めることに
なります。

近年の人口統計資料によれば、一般的な夫婦の場合、第一子の出産年齢は
28.86歳、第二子は31.01歳となっており、養子縁組を希望される方と
一般的な夫婦を比べると、養親と養子の年齢差の方が大きくなっていると言えます。

このように医療の進歩やさらに晩婚化などが、養子縁組を希望する人の高年齢化
に拍車をかけています。
そしてこのことが、養子縁組が日本で増えていない要因のひとつになっていると
考えられます。

次回のテーマは日本の養子縁組制度についてです。

はじめまして

はじめまして。
じゅんです。
今日から、私がボランティアをしている非営利団体での日々の体験や
そこで得た知識を基に、さまざまな情報や活動内容をブログにしたいと思っています。
週に1度のアップデートができればと考えています。
ご参考になれば幸いです。

現在この団体では、大きく分け2つの活動を行っています。
まず、望まない妊娠や予期しない妊娠で悩んでいる女性からの相談やそのサポートを
医療機関や支援団体と協力し行っています。
次に子供を希望しているがなかなか恵まれず、だけどどうしても子供が欲しい、
子供が育てたいと考えるご夫婦へ子供を紹介する活動、
そしてその啓発を行っています。

それでは、このブログのテーマである「もうひとつの選択」とはどういう事でしょう。
これには2つの意味があります。

一つ目は、望まない妊娠で悩んでいる女性は、多くの場合「産むのか、産まないのか」
という二者択一を考えてしまいます。
しかし出産した場合にも、2つの選択肢があります。
出産し自分で育てるのか、または出産し他人に養育を託すのかという選択です。
つまり出産した子供を養親に育てて貰うという「もうひとつの選択」のことです。

二つ目ですが、子供に恵まれない夫婦は、すぐに不妊治療を考えますが、
子供と一緒に自分も成長したいという人生を選んだ場合、不妊治療を長期間行う
のではなく、養子縁組によって子供を持ち育てるという「もうひとつの選択」を
選ぶこともできます。

次回のテーマはその養子縁組についてです。