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不妊治療の出口

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不妊治療の効果が出ず悩んでいる方が多くおられます。不妊治療の継続
についても、治療を止めるのが怖くて止められない方や、治療への思いが
薄れて病院に足が向かなくなった方もいらっしゃいます。年齢という問題が
あるためにある期間内に結論を出さなければならないのに、長期にわたって
悩んでしまいそうな時にどうすれば良いのでしょうか。養子縁組を考えるか
どうかは別として、気持ちの整理をちゃんとつけることは絶対に必要です。
一つの解決法は、同じ悩みを持つ人と気持ちを分かち合ったり、同じ経験
を持つ人からアドバイスを貰ったりすることです。専門家のカウンセリング
を受けることも好い方法です。私たちもそういうことが出来る場を提供しよう
としています。不妊治療で疲れた心を癒し、何か葛藤していることがあれば、
それを整理し一緒に考える場を提供できればと考えています。どのような道
を選択するにせよ、自分が孤独ではなく周囲に支えてくれる人が沢山いると
感じられるようになあることが大切ではないでしょうか。

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「子供が欲しい」と「児童福祉/社会貢献」のギャップ

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不妊治療の成果が出ず養子縁組をすることを考え始めた多くの方が、児童福祉
あるいはそれを通した社会貢献という言葉にためらいを感じるそうです。
それは「妊娠」という結果を追い続けてこられた方は、「子供が欲しい」あるい
は「子育てをしたい」という立場で悩み、思いをつのらせており、「家庭環境
を必要とした子供の幸せ」という子供の立場を重視した視点に急には立てない
からだと思います。確かに、養子縁組制度も里親制度も児童福祉の観点が強調
されている感が強く、行政が心配していることも児童福祉の観点から見ての
結果と思われます。養子縁組を考え始めた方々が、「子供が欲しいという気持ち
だけで養子縁組をして良いのだろうか」とためらう気持ちになるのも理解できます。
「児童福祉」や「社会貢献」という言葉は多くの人々にとって決して身近な言葉
ではありません。凄く立派な志を持った専門家がやられていることと思われて
しまうのです。「子供を育てたい」という、ごく自然な感情の延長線上で養子縁組を
考えることが出来るように、現状のギャップを埋めて行くのも私たちの務めである
と思っています。

キャリアと子育ての選択

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先日、朝のNHKニュースの中で「共働きは里親になれず」というタイトルで
里親制度の現実が取り上げられていたのを観ました。日本の里親委託率は
15%程度で先進国の中では著しく低いレベルです。その普及を阻む一つの
理由が、制度を運用する自治体の約40%が共働き夫婦は里親になれない
との制約を設けていることにあるそうです。
里親制度の促進のためには里親に認められていない育児休業が里親にも
適用されるようにするなどの制度の見直しが必要だと締めくくられていました。

女性の社会進出が進み共働きが当たり前になっている現在でも、子育てという
ところではまだまだいろんな壁があるんだなと感じます。養子縁組をして子育
てをしたいと思っても、仕事を辞めなければならないとなると躊躇してしまう
方も多くおられるかと思います。キャリアと子育てが、誰でもごく普通に両立
させることが出来るようにならないものでしょうか。そんな社会の実現には、
私たち自身の意識改革が必要だと強く思います。実子であれ養子であれ、
社会全体で子育てを支援する環境が真に望まれます。

里親研修の勧め

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養子縁組制度には、養子の年齢に制限のない普通養子縁組と原則6歳未満
に限られる特別養子縁組があります。
普通養子縁組は児童相談所を介しての里親制度を利用して成立することが多く、
特別養子縁組は民間の養子縁組斡旋団体の支援によることが一般的です。
公的事業と民間の支援活動に分かれていますので、両者のイメージは大きく
異なりますが、「もうひとつの選択」として養子を迎えるという点に於いて本質は
同じではないでしょうか。
養子を迎えることを考え始めた時には、是非里親制度を理解することから
始めてみて下さい。里親認定の条件となる里親研修を受けることにより、
養子を迎えるということに関連する様々なことが見えて来るはずです。
この研修がすべてではありませんが、ご夫婦だけで考えていた時から比べる
と情報量が格段に増えるはずです。
そして何よりも同じ問題を抱えている「仲間」がいることが実感でき、情報交換
ができるようになるでしょう。