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凍結卵子から妊娠・出産(2)

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昨日、東京でも桜の開花宣言がありました。

20日の読売新聞によると、卵子凍結を行っている医療機関は、少なくとも
全国に23か所あり、3人の40歳代前半の女性が凍結した卵子を使って出産
していたことが判りました。これらの医療機関では、今年2月までに562人
の方が卵子を凍結していました。
できるだけ若い時に卵子を凍結しておけば、卵子の質が高く出産できる
可能性は高まりますが、母子への健康リスクが高い高齢出産を助長する
との懸念も考えられます。

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AID

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男性不妊への最後の解決策として、AIDという方法があります。
これは非配偶者間人工授精のことで、無精子症など絶対的男性不妊の場合に
適用される治療法です。ドナーの精液を使用し、人工授精にて妊娠を試みます。
男性不妊に対するあらゆる治療を行ったにもかかわらず、 妊娠に至らず、
それでもどうしても子供が欲しいという場合に選択されます。
この方法での妊娠希望者については、ご夫婦の意志を十分に確認したうえで、
以下の2つの場合に当てはまるかを厳格に判定し行うことが一般的です。
適応するのは、無精子症の場合、または精巣精子回収術(TESE)を行ったが
精子が認められなかったまたは微量の精子は認められるものの妊娠のレベル
にはない場合になります。
さらにこの方法は、第三者の精液を用いるため、倫理感や宗教的、法的問題を
含んでいることにも留意しなければなりません。

卵子ドナーが不足しています

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卵巣機能が低下しているタナ―症候群の女性は2000人に1人、早期閉経
の女性は100人に1人います。そして近年、女性の社会進出が進み高齢で
出産しようとする方が増えることで、不妊の原因として卵子の老化が話題に
なっています。
しかしこれらの理由で自分の卵子では子供ができない方やできにくい方でも、
第三者から卵子の提供を受け体外受精する最新医療で、妊娠・出産の希望
を叶えることが可能になっています。
ただし第三者の卵子による体外受精には、倫理的な問題もあり、その賛否に
ついては多くの議論が存在します。日本でも法的には認められているものの、
その本質的な議論は進んでいません。そのため日本国内では、第三者から
卵子提供を受けることは簡単ではありません。
また卵子は、売買される性格のものではなく、自発的なボランティアに頼って
いるのが現状で、卵子ドナーの数は不足しています。
卵子提供をすることでの身体に与える負担やリスクについて、その知識が
もっと広く浸透し、健全なボランティアが増えていくことが望まれています。
当団体では、ドナーボランティアの募集を随時行っております。
是非ご協力をお願いします。

男性不妊の実態(3)

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男性不妊の治療を経てお子さんを授かった作家、ヒキタクニオさんが
その不妊治療の軌跡を「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」という本にしています。
ここまで率直に不妊治療の経験を描いた本は初めてと言われています。
「ご主人が不妊治療に協力しないから説得して欲しい」という女友達の
リクエストに応えて書き始めたそうですので、ご主人の理解を得られずに
悩んでいる方には力強い味方になるのではないでしょうか。ヒキタさんが
言っています。男にとって大変なのは、子どもができたときの楽しみを
知らないままに、不妊治療の苦難に立ち向かわないといけないこと。
実際に子供が産まれれば、男にも「子どもはかわいい、こいつのために
ものすごく働いてやろう」という気持ちがでてくる。
でも実際に産まれない限り、その気持ちは出てこない。そこが女性とは
違うところ。だから世の中に対して、「子どもがいるとこんなに楽しいだ」
ということを伝えていくことも大切だと思います。